彦治民芸公式ホームページ

彦治イメージ

トップ 店主より デコ屋敷 彦治民芸の歴史 彦治民芸写真館 体験教室 お問い合わせ アクセス ブログ

腰高とらの由来


切手
平成10年の年賀切手モデルに採用されました。

 腰高とらは、有名な三春駒・三春人形と同様に古く十二支としてではなく人形の一つとして作られておりデコ屋敷(郡山市西田町高柴)が発祥地です。江戸時代は三春藩領であったため三春駒・三春張子と呼ばれるようになりました。その由来は京都の伏見人形が東北地方に流れてきたものを見て、デコ屋敷の先祖が冬場の副業としてまねて作ったものが始まりだとされています。
 腰高とらの特徴は、ぐっとにらんだ目・立派なヒゲ・高く張った腰と尾・力強い四つ足の踏ん張り・大きく開いた口など、獲物に飛びかかるよりも威嚇する姿が強く表現されています。これは猫の怒る様を見て作ったものであり、虎の恐ろしさよりも愛嬌ある表情に作った姿は各地の張子の虎の中でも群を抜いており東の横綱とも言われています。

 又、当彦治民芸十代目橋本高宜(はしもとたかよし)(寅年生)作の腰高とらは平成十年の年賀切手モデルに採用されました。
 (デコ屋敷4軒それぞれ作られていますが、1軒ごとに形と書き方が違います。年賀切手に採用されたモデルは当店の製品です。郵政省からの製作者の名前が入った証明書が届いております。)
 尚、十二支の歴史は福島県には全くなく、当彦治民芸の故・彦治が最初に作ったのが始まりで、その後県内各地に広まりました。当民芸のもう一つの寅、腰高玉とらは十二支として揃える方々のためにデコ屋敷の伝統である腰高とらを、より可愛らしく作りました。どうぞご愛玩下さい。

彦治写真館

会社概要 ご利用案内サイトマップリンク